単品とまとめ品の差額を計算
単品の価格とまとめ品の価格の差額を計算しシミュレーションできます。
例えば、ネットショッピングや実店舗でまとめ売りを見つけた時に、これが単品販売と比べてどれくらい安くなっているかを調べる際に使用します。
シミュレーター
※各項目の〇=記入できる箇所を変更して、色々なシミュレーションが行えます。
初期設定値の解説
基本情報として単品500円の商品とまとめ品5個で1セット2,450円の商品が売られている場合で計算します。
結果、単品価格500円に対してまとめ品の単価は1個当たり490円となります。
1セットの1個と単品の1個とを比べると10円安いというのがわかります。
また、1セット5個と単品の5個とを比べた合計差額では、50円お得になることがわかります。
各項目の記入例
○単品金額
単品とまとめ品、比べたい商品の単品の方の金額を記入します。
○1セットの個数
単品とまとめ品、比べたい商品のまとめ品の方の1セットにつきいくつまとまっているかの個数を記入します。
単品と数量を統一するため、「単品が何個集まって1セットになっているか」のこの何個分かの数を個数の項目に記入します。
○1セット金額
単品とまとめ品、比べたい商品のまとめ品の方の1セットあたりの金額を記入します。
シミュレーター応用例
商品を1セットにまとめる際に設定金額をいくらにするか
ラクマやメルカリなどのフリマアプリで商品を販売する際にこのシミュレーターを利用します。
何点か商品をまとめて販売する時の設定金額をシミュレーションすることができます。
実際にシミュレーションしてみましょう。
まず初めに「1セットの個数」、「1セット金額」、「1セット金額」の各項目を埋めていきます。
商品のまとめ数が決まっている場合
仮に初期設定値を利用し、商品の単品価格を500円とします。
例えば、ご自宅に売りたい商品が3点あるとします。
すると、
「単品金額」=500円、「1セットの個数」=3個
と上記2項目の値を記入します。
次に、「1セット金額」の値をいろいろと変化させてシミュレーションしていきます。
まとめ品として安くする以上、3個×500円=1,500円を上回るわけにはいきません。
となると、この1,500円以下でいくらまでなら安くできるかを記入します。
この時、「1セットの単品金額」の数値も変化しますので、3個を設定金額にしたときに1個当たりの単品金額も見ながら設定することができます。
全く1から設定したい場合
今度は、ハンドメイドといった自作のアクセサリーやパーツのようなパターンです。
商品の単価もまとめ品もすべて自分で決めて販売するといった、1から設定する場合を想定してシミュレーションしてみましょう。
まずは、「単価金額」を仮に695円とし、項目に記入します。
次に「1セットの個数」を3として項目に記入してみます。
「1セット金額」はそのままの2,450円です。
すると、「1セットの単品金額」が817円と出ました。
単価差額を見てみると122円高く、合計では365円高い結果です。
これでは、まとめ品として安くなっておらず、購入客に訴求することができません。
では、「1セットの個数」を変化させてみましょう。
現在の3を4に変更してみます。
すると、「1セットの単品金額」は613円、単価差額は-82円、合計差額は-330円安くなるというのがわかりました。
このように、3つの項目をいろいろと変化させて、ご自身でもっとも最適な価格設定を見つけるためにこのシミュレーターをご活用ください。
また、今回はわりとわかりやすい金額と個数でシミュレーションしましたが、さらに細かい金額や大量販売になるほどシミュレーターの威力が発揮されます。
参照サイト:
関連ページ:
- 商品の単価のシミュレーション
- 商品A VS 商品B 2つの単価のシミュレーション