商品A VS 商品B 2つの単価の差額

2つの商品の単価計算の差額

2個の商品の1容量あたりの単価をそれぞれ計算し、その差額をシミュレーションできます。スーパーなどの買い物途中でとても重宝するシミュレーターなのでこのページをブックマークされることをお勧めします。
使い方は、「○商品Aの容量」「○商品Aの金額」「○商品Bの容量」「○商品Bの金額」の4つにそれぞれの値を入力するだけ。
これで、小麦粉や油、スナック菓子など同じ商品でも各メーカーそれぞれ類似商品がたくさんあり、内容量と価格がバラバラで結局どの商品が単価当たりでお得なのかを調べたいという時や、または商品を購入したいけれど、実店舗での販売価格とネットショップでの販売価格との差額を知りたい時に使用します。

シミュレーター

※各項目の〇=記入できる箇所を変更して、色々なシミュレーションが行えます。

初期設定値の解説

基本情報として購入品数は1品。
商品情報では内容量500gの商品Aを700円とし、内容量300gの商品Bを500円で売られていた場合を仮定します。
この時の1容量あたり(この場合は1gあたり)の単価は、それぞれ商品Aが1.40円、商品Bが1.67円となります。

結果、この2つを比較すると商品Aである500gの方が商品Bの300gより0.27円単価が安いので、値段で選ぶ場合では商品Aを買う方がお得というのがわかります。

各項目の記入例と応用

○商品A・Bの容量

差額を比べる商品はA・Bとも同じ内容のものの方が比べやすいでしょう。
ご記入する際は容量の大きさである単位も統一させてください。
例えば500ml(ミリリットル)と1L(リットル)では単位の桁数が異なります。
そのため、どちらかの単位に統一します。500mlに合わせるのであれば1Lを1,000mlへと変換し、商品A・Bの容量の項目にご記入ください。
また商品にも様々な内容物が考えられます。
例えば、商品として以下のような種類が考えられます。

  • 飲み物のような液体であれば、「cc」「ml」「L」など
  • 小麦粉やお菓子のような固形物であれば、「g」「kg」など
  • 果物や卵のような個体であれば、「個・本」「ダース」「ケース」など
  • セロハンテープや食品用ラップのような長巻であれば、「m」「km」
商品A・Bの容量の応用例

その他の応用として、容量を同一の数値にし、もう片方の金額に様々な値を入れてシミュレーションします。
そうすれば、単価当たりの差額と総額の差額を見比べることができます。
例えば、コンビニエンスストアとスーパーマーケットでまったく同じ商品が売られているのにそれぞれ違う価格になっている場合、いくら差額があるのかを比較できます。

容量を同じ設定にした時、5品と7品で同じ価格になり、1,000gの容量差がある。

シミュレーターを使って、基本情報から商品Bの容量のみ値を変更して500に設定します。こうすることで、商品ABともに同じ容量500になり、価格のみAが700円、Bが500円になります。
ここで「購入品数」を増やして「5」に設定したとき、シミュレーター最下部の[応用編]では「商品BがAと同等「価格」になる品数」が「7.00品」となります。
つまり、3,500円で商品Aを5品購入できるのに対して商品Bは7品購入することができるということです。
また、その時の容量は商品Bが商品Aより1,000(500×2品)多く買えるということがわかります。

○商品A・Bの金額

商品の金額を記入します。

金額の記入による応用シミュレーション

その他の応用として、金額を同一の数値にし、もう片方の容量に様々な値を入れてシミュレーションすれば、商品単価がどれくらい変化したのかを見比べることができます。

○購入品数

購入品数について、調べたい内容によって単位が異なるので、少し聞きなれないかもしれませんが「個数」ではなく「品数」にしています。
記入する際、商品Aと商品Bの差額を単純に比較したい場合は、「1」のままでシミュレーションします。

購入品数の応用例

次に応用として、商品AとBの差額を検討した後、そのままの数値で購入個数を1⇒2、2⇒3と順に上げていきます。
そうすると、■差額結果欄の「商品BがAと同等容量になるには何品分」では、品数が変化していくのがわかります。
この項目は、商品Aの総容量と商品Bの総容量を比べ、容量が全く同じになる時、「購入品数」に対してもう片方の品数は何品必要になるのかを示しています。

基本情報を使用し、「購入品数」を3に変更すると、商品Aの総容量は1,500g。
対して商品Bの総容量は900gとなり、その差は600gです。
商品Bが商品Aと同じ1,500gになるには、品数が5品(300g×5=1,500g)必要であり、「商品BがAと同等容量になるには何品分」にこの5品が表示されます。
また、その時の差額として「商品BがAと同等容量の時の差額」の項目に400円と出ます。
内訳は、
商品A(3品×700円=2,100円)
商品B(5品×500円=2,500円)
商品B-商品Aは2,500-2,100=400円

商品Aが3品に対して商品Bは5品必要であり、その時の差額は400円高くなる。

つまり、まったく同じ容量の1,500gを購入する場合は、商品Aを3品購入する方が安く購入できます。
逆に言えば、商品Bでは1,500g購入するには5品必要となり、400円高く購入しなければならないということがわかります。

応用シミュレーション

ポテトチップスの発売当時と現在でどれくらいの差額がある?

例えば、お菓子の販売価格は据え置きのままで、内容量が少なくなっている場合の単価がどれくらい変化しているかを見ることができます。
代表としてよくニュース等で目にするポテトチップスを使って実際にシミュレーションしてみます。
少し乱暴な設定値となってしまいますが、発売当時の1970年代初期と近年で比べてみます。
容量と価格について、発売初期は90gで100円でした。
近年では60gで税込み90円程度で売られています。
これを各項目に記入し、シミュレーションしてみます。

ポテトチップスの販売当時と近年の基本情報を入力

結果、発売当時の商品単価は1.11円。
近年の商品単価は1.5円。
その差は1g当たり0.39円高くなっており、発売当時の価格からおよそ1.35倍となっております。

ポテトチップスの販売当時と近年では1.35倍の価格差になっている。

発売当時では2袋で180g・200円で購入できたポテトチップスが、近年では3袋で180g・270円とその差70円多く支払わないと購入できないというのがわかります。

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